MALTRIN®の製品紹介
MALTRIN®(マルトリン)は、Grain Processing Corporation社のデキストリン・マルトデキストリンです。
MALTRIN®にはコーンスターチ由来のMシリーズ、タピオカスターチ由来のTシリーズがあります。
デキストリンは冷水に溶解し、加水分解の程度(デキストロース当量:DE)の違いによって様々なタイプに分けられます。DEが0に近いほどデンプンに近い特性、100に近いほどブドウ糖に似た特性となります。DE≦10の範囲は一般的にデキストリンと言われ、10<DE<20はマルトデキストリン、DE>20を粉あめと呼びます。DE値により水溶液の粘度や甘味度は異なり、DE値が高くなるほど粘度は低く甘さは増します。

MALTRIN®の溶液比較
以下の画像は、DE値の異なる3種類のMALTRIN®を40%濃度溶液にし、常温で2日間静置した様子です。

M040(DE値4~7)は白濁したスラリーですが、M100(DE値8~9.9)とM180(DE値16.5~19.5)は透明度の高いさらさらした液体です。
MALTRIN®の物性比較
MALTRIN®には顆粒化した製品もあり、顆粒化したものは粉体流動性、粉塵抑制、溶解性が向上します。
以下の画像は、通常品と顆粒品の粉立ちを比較した様子です。

通常品のM100は舞い上がりますが、顆粒品のM500は舞い上がりにくいです。
以下の画像は、通常品と顆粒品を水に入れて攪拌している様子です。

1分30秒ほど攪拌して通常品のM100はダマができますが、顆粒品のM500は分散します。
その他の比較の様子は以下の動画にてご紹介しております。
用途に合わせて弊社が最適なサポートを致しますので、ご相談ください。
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