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セルロース変性品(CMC・HEC・HPMC)

セルロース変性品(CMC・HEC・HPMC)

セルロースを部分的に変性した水溶性高分子です。

CMC(カルボキシメチルセルロース)、HEC(ヒドロキシエチルセルロース)、HPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース) などの各種セルロース変性品を取り揃えています。

特徴

  • 水に容易に溶解し、無色透明な溶液です。
  • 粘度はpH5~10 の範囲でpHへの依存性が殆どなく、溶液はアニオン性を示します。
  • 他の多糖類等よりは比較的腐りにくく、経日変化がありません。
  • 増粘、乳化・懸濁安定、保水、保護コロイド、粘着などの性質があります。
  • 粘結剤(バインダー)としても使用出来ます。
  • 造膜性に優れ強く柔軟なフィルムを形成します。
  • 植物由来であるため、天然で環境にやさしい製品です。
  • 比較的低コスト製品であるため、工業用途に広く使用されています。
工業用・家庭用品用途例
クリーナー、洗濯洗剤
塗料、インク
接着剤、バインダー
ワックス、潤滑剤
セラミック・耐火物・鋳造材料
電池
繊維プリント糊
セメント製品
土壌掘削、調泥剤、安定液
化粧品用途例
練り歯磨き、マウスウォッシュ
スキンローション
スキンクリーム
シャンプー、ボディソープ
ヘアースタイリング・ジェル
フェイシャルケア(洗顔料、ファンデーション、アイライナーなど)
製紙用途例
家庭紙衛生紙用接着剤
コーティング用薬品/コーティングカラーの保水性改善
  • 水に容易に溶解し、無色透明な溶液です。
  • ノニオン性なので塩類や他の薬剤、界面活性剤等の相溶性に優れています。
  • 界面活性剤との相溶性に優れています。
  • 増粘、乳化・懸濁安定、保水、保護コロイド、粘着などの性能があります。
  • 造膜性に優れ強く柔軟なフィルムを形成します。
  • 保水効果があるため、保湿成分を留めることが出来ます。
  • 主に工業用や土木用途の増粘や分散安定に使用されます。
工業用・家庭用品用途例
塗料、インク
接着剤、バインダー
アクリルエマルジョン
セラミック・耐火物・鋳造材料 
繊維プリント
セメント製品
化粧品用途例
練り歯磨き
スキンローション
スキンクリーム
シャンプー、ボディソープ
ハンドクリーム
  • 冷水に容易に溶解し、透明で粘調な水溶液となります。
  • 他の多糖類と異なり、溶液を加熱していくとゲル化しますが、冷却すれば元の粘性溶液状態に戻ります。
  • 高純度に精製されており残留灰分は極めて少なくなっています。
  • 酸、アルカリ(pH3~11)やバクテリア、酵素に対して、また非イオン性なので金属塩や電解質に対し比較的安定です。
  • 水溶液は界面活性を示し、保護コロイド性、乳化安定性を持っています。
  • 優れた潤滑性と保水性を持っています。
  • 接着性や粘結性を向上させます。
  • 様々な面において安定性があるため、セメントなどの建材に使用されます。
工業用・家庭用品用途例
クリーナー、洗濯洗剤、研磨剤
塗料、インク
農薬、肥料
接着剤
アクリルエマルジョン
ワックス、潤滑剤
消泡剤
セラミック・耐火物・鋳造材料
セメント製品
土壌掘削、調泥剤、安定液
ゲル消臭剤、芳香剤、保冷剤
化粧品用途例
シャンプー、ボディソープ

素材リスト

FINNFIX シリーズ(工業用、製紙用)

原材料
セルロース(ウッドパルプ、リンターパルプ)
製造社
Nouryon Chemicals Finland Oy
製造国
フィンランド
荷姿
20kg入り紙袋、700kg入りフレコンバッグ

CEKOL シリーズ(化粧品用・食品用)

原材料
セルロース(ウッドパルプ、リンターパルプ)
製造社
Nouryon Chemicals Finland Oy
製造国
フィンランド
荷姿
20kg入り紙袋

※CEKOLシリーズは医薬部外品原料規格に準拠

SANHEC シリーズ

原材料
セルロース(ウッドパルプ、リンターパルプ)
製造社
三晶株式会社
製造国
日本
荷姿
25kg入り紙袋

ネオビスコMC シリーズ

原材料
セルロース(ウッドパルプ、リンターパルプ)
製造社
三晶株式会社
製造国
日本
荷姿
20kg入り紙袋

テクノロジー

CMCの構造

  • CMCの分子構造はセルロースが変性されたものになります。
  • CMCは、モノクロル酢酸との反応でセルロースに結合したカルボキシメチル基により、水溶性を示します。

HECの構造

  • HECはセルロースを水酸化ナトリウムで反応させた後、エチレンオキサイドで反応させる事により得られます。セルロースの水酸基はエーテル結合でヒドロキシエチル基に置換されます。この反応で置換されたエチレンオキサイドの度合いは平均置換度(D.S.)で表わされます。理論的には三個の水酸基がすべて置換可能です。
  • 各々の水酸基のヒドロキシエチル基への置換反応には二つのパターンがあります。一つは、セルロースの水酸基にエチレンオキサイドが置換される場合で、もう一つは、置換されたヒドロキシエチル基の末端の水酸基にエチレンオキサイドが反応してヒドロキシエチル基に置換される場合です。この反応による側鎖は次々と伸びていく事が可能です。
  • アンヒドログルコースに付加されたエチレンオキサイドの平均モル数を、平均置換モル数(M.S.)と呼んでいます。反応条件により置換モル数を変える事で、より均一に置換させて分解耐性の強いHECが得られます。

HPMCの構造

  • HPMCはセルロースを水酸化ナトリウムで処理した後、塩化メチル、酸化プロピレン等のエーテル化剤と反応させて得られる非イオン性の水溶性セルロースエーテルになります。
  • HPMCはセルロース水酸基の一部をメチル基、ヒドロキシプロピル基で置換することで水溶性にしたものです。メトキシル基が高置換度のグレードは、一部の有機溶剤との相溶性を示します。
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