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ローカストビーンガムとは

ローカストビーンガム(Locust Bean Gum)は、大西洋や地中海に面するヨーロッパ諸国など比較的気温が高く、 乾燥した土地で栽培、あるいは自生している常緑植物のカロブ樹(Carob Tree, 学名Celatonia Siliqua L.) の種子(Carob Kernel、カロブ豆)から得られる多糖類で、主成分はガラクトマンナンです。

マンノースとガラクトースが4:1の構成比率となっています。

ローカストビーンガムの溶解性

冷水に膨潤し40℃以上で一部溶解しますが、80~85℃の加熱により完全溶解し、粘稠な水溶液となります。 また、製造工程において物理的な処理をし、冷水にも溶解できる特殊なタイプも製造されています。

ローカストビーンガムの主な用途

主に食品用増粘剤やアイスクリーム等の冷菓用安定剤、また他の多糖類と併用され、 デザートゼリーやプリンなどのゲル化剤としても使用されています。非食品用途もありますが、大半は食品用途です。

ローカストビーンガムの製造

カロブ豆を酸処理または熱処理によって外皮を除去します。この処理方法がローカストビーンガムの収率や品質に影響をおよぼします。破砕することで胚芽分が除去され、胚乳部分が得られます。この胚乳部分を研磨後、粉砕工程を経てローカストビーンガムとなります。胚芽分については、選別・粉砕することにより、黄色色素(カロブジャーム)やタンパク源として利用されています。

このように製造されたローカストビーンガムを一旦水に溶解し、不溶解分をろ過除去した後、アルコールで沈殿させ、回収して得られる透明タイプのローカストビーンガムもあり、ゼリー等の透明性を要する用途に使用されます。

ローカストビーンガムの特徴

ローカストビーンガムは増粘効果だけでは無く、カッパカラギーナンやキサンタンガム等の他の多糖類と反応し、相乗効果が得られます。

カッパカラギーナンにローカストビーンガムを加えると、カラギーナンのゲル構造にローカストビーンガムが会合し、ゲル強度が強くなる・ゲルに弾力性を付与する・ゲルからの離水が減少する等の効果があります。またローカストビーンガムとカラギーナンの混合比率が1:1のとき弾力性が最大となります。

キサンタンガムと併用した場合は、柔らかくて弾力性のある餅様の離水が少ないゲルを形成し、その混合比率はローカストビーンガムとキサンタンガムが6:4のときゲル強度が最大となります。

商品リスト

ローカストビーンガム
商品名
原産国
特徴・用途
MEYPROLBG® FLEUR M-200スペイン200メッシュ品
増粘安定剤
GRINDSTED® LBG 047スペイン175メッシュ品
増粘安定剤
GRINDSTED® LBG 057スペイン200メッシュ品
増粘安定剤
MEYPROLBG® LACスペイン200メッシュ品
増粘安定剤
GRINDSTED® LBG 860スペイン冷水可溶タイプ
増粘安定剤
MEYPROLBG® 777スペイン200メッシュ品
増粘安定剤

製造者:DuPont Nutrition Biosciences ApS
※MEYPROLBG®、GRINDSTED® 及び MEYPRODYNTMは、
米国デュポン社またはその関連会社の商標または登録商標です。

精製ローカストビーンガム

商品名
原産国
特徴・用途
GENU® GUM type RL-200-Jデンマーク透明性に優れる
増粘安定剤

製造者:CP Kelco ApS

ローカストビーンガムを使ったアプリケーション

飲料 ジャム・フルーツソース デザート
介護食 冷菓 畜肉製品
スキンケア ヘアケア 内用ゼリー剤

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