ダイユータンガムの一般化学的・物理的特性
- 成分:ダイユータンガム単一品
- 外観:白色~淡黄褐色の乾燥粉末、僅かに特異臭
- 粘度:4,000~6,500 mPa・s(0.25%水溶液、3rpm、25℃)
- 約1,000 mPa・s(1%水溶液、60rpm、25℃)
- pH:約7.0
- 水分:15%以下
ダイユータンガムの構造
- ダイユータンガムの分子量は、AFM法(原子間力顕微鏡)による測定では288万、重量平均による測定では518万、との研究報告があります。
- ダイユータンガムの分子量は、他の高分子量のバイオガムと比較しても分子量が大きいため、例えば比重の大きい粒子や径の大きな粒子を分散させる際でも、より少ない添加量で優れた分散安定効果を発揮します。
- ダイユータンガムの化学構造は、グルコース、グルクロン酸、グルコース、ラムノースの主鎖に2個のラムノースの側鎖が付いたユニットの繰り返し構造から成っています。
- 分子構造はウェランガムと酷似しており、ウェランガムでは側鎖が1個のラムノースまたは1個のマンノースとなっています。