デキストリン テクノロジーシートについて
主成分
構造はデンプンと同じく、α-グルコースがグリコシド結合で重合したものです。
機能特性
MALTRINには様々なグレードがあり、加水分解の程度、嵩密度や粒子径が異なり、様々な機能を提供いたします。特に加水分解の程度(デキストロース当量:DE)はMALTRINの機能特性に大きな影響を与えます。
下の図はDE値が変化することにより、機能特性がどのように変化するかを表しています。矢印の方向はその機能特性が増加することを表わしています。
溶解性
デキストリンは冷水に溶解します。DEにより水溶液の粘度や甘味度は異なり、DEが高くなるほど、粘度は低く甘さは増します。
デキストリンの製造
糊化したデンプンを酸または酵素により加水分解します。酵素失活後、濾過・活性炭処理などを経て濃縮され、スプレードライにより粉末化します。スプレードライ後に増粒工程を経た、粉末製品等に使える顆粒品もあります。