Vegeper® について ①
弊社は、EXPO2025 大阪・関西万博のフューチャーライフエクスペリエンス期間展示 (2025/6/3 – 6/9) に
フードテックを応用した3Dフードプリンターによる食体験の提供と抄紙技術を活用したVegeper®の展示を行う予定です。
本コラムではVegeper®についてご紹介します。
Vegeper®とは
Vegeper®とは、
食品由来未利用資源を木材パルプと混ぜて作る紙のことです。
Vegeper®は三晶株式会社の登録商標です。
売れ残り食品や規格外食物の廃棄など、食品ロス問題が世界的に注目されています。
農林水産省では食品ロス削減国民運動 (NO FOOD LOSS PROJECT) による、
フードチェーン全体を巻き込んだ食品ロス削減への取り組みを行っています。
弊社では、事業系食品ロスの一例である、カット野菜などの加工時に出るへたや皮などの未利用資源に着目しました。
食品ロス削減に対しての選択肢の一つとして、
これまで長年培ってきた抄紙に関する知見を活用し、
野菜の捨ててしまっている部分を未利用資源として利用するVegeper®を提案します。
Vegeper®の取り組みについて

カット野菜などの加工時に出るへた、皮などの残渣や未利用部分を原料としています。
(例)にんじんの皮、きゅうりのへた、
カボチャやレッドオニオンをカットした端材

紙に用いる原料の一部を野菜由来未利用資源に置き換えることで、左の画像のような特徴的な外観の紙を抄紙できます。
この紙ではカボチャを原料に用いています。
他にも、野菜の種類や細かさなどを調整することで、様々なVegeper®を抄紙することができます。
EXPO2025 大阪・関西万博を通して、
食品ロス問題に貢献できるVegeper®に興味を持っていただければと思います。
